令和6年度 ご挨拶
新潟県立吉田高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。この春に着任しました校長の山田喜昭と申します。よろしくお願いいたします。
本校は昭和37年に新潟県立吉田商業高等学校として開校し、平成15年普通科設置とともに吉田高等学校と改称、令和4年には創立60周年を迎えた伝統校です。現在は各学年2学級の全6学級となっており、小規模校にはなりましたが、校歌にあります「蒲原文化名も高き由緒を誇る伝統を受けつぎ守るわが吉田」のとおり、将来にわたって蒲原文化の発展に貢献できるよう全校生徒が学業、学校行事、生徒会活動、部活動などに励んでいます。あわせて、西蒲原、中でも燕・吉田地域と深く関わり、地域を知ることをとおして、故郷を愛し、故郷の発展に貢献できるよう教育活動を行っております。
また、平成30年に設立された「吉田高校サポート協議会」は、燕市、弥彦村、地元商工会議所、商工会等により組織された、まさに本校の応援団であり、手厚いご支援をいただいていることに心から感謝するとともに、本校に対する期待の大きさを感じるところです。
さて、本校の校訓は「率先垂範」「熱と気魄」であります。その意味するところは、「誰よりも先に、全精力を傾けて挑戦してみる。」ことではないかと考えます。古くは西川、信濃川の水運で栄え、近代以降は鉄道や道路の結節点であり、物流拠点であった吉田地区は進取の気風あふれる商人の街です。そこに位置する本校の生徒には、ぜひ何か新しいことに挑戦し、高校生活を充実させてほしいと考えます。
こうした人材を育成するため、本年度は以下のような重点目標をもって生徒たちの学びの場、機会を広げていきたいと考えております。
① 「わかる授業」の実践による基礎学力の向上と、主体的な学び、対話的な学びを
とおした非認知能力の向上を図る。
② 体験的活動をとおして、集団の中での在り方、生き方、社会の中での役割を考え
させ、自らの意思で進路決定できる力を育成する。
③ 部活動、学校行事等に全力で取り組ませ、気力・体力の充実を図り、諦めない粘
り強さを育む。
現代は将来の変化を予測することが困難な時代といわれています。そのような不透明な時代であっても、現在と未来の自分のために自らの人生を拓いていくことのできる「吉高生」を保護者の皆さま、地域の皆さまとともに育ててまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
令和6年4月 新潟県立吉田高等学校 校長 山田 喜昭